何らかの目標を達成するための計画=プロジェクト、において品質・コスト・納期(これをQCDという)の調和をとることは最も重要な事柄である。コストと納期はわかりやすい。コストはお金と人を、納期は締め切りを想像してもらえばそれで充分。
難しいのは、「品質」。それも誰にとっての「品質」かが難しい。直接サービスの価値を提供される人だけではなくて、その周りの関係する人(ステークホルダー)にとっての品質も含まれなければ意味がない、特に一回ぽっきりで終わるような場合ではなく、継続的に行われていく活動については言うまでもないわけで。過剰品質を追求して誰かが犠牲になるようなことがあれば必ず手痛いしっぺ返しを受けることになる。
ちなみに推事でよく見られる納期固定のプロジェクトの場合、納期を守るためには品質を犠牲にするか、コストを追加するしかない。難しいのは、コストを追加しても必ずしも品質が上がる保証がない、という点。
ありがちなのは過剰品質を追い求めて追加コストと納期遅延に関しては無関心(というより無謀)だったり、そもそもQCD達成よりもプロジェクトを実施すること自体が目的になっていたりする(本末転倒)。それを実現する側は堪ったものではない。おっとどうやらこれは仕事の方の愚痴に近そうだ。合掌。要するにQCDはバランスが何よりも重要、ってこと。
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