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2019/04 両家顔合わせ 役どころ短評＆好きなセリフ Part1 小坂慎之介・東条華

2019年4月3日水曜日

観劇録 劇団シアターザロケッツ

t f B! P L

劇団シアターザロケッツさんの新作、「両家顔合わせ」の役別感想です。台本を観ながら書いてます(￣ー￣)

■小坂慎之介（井上貴々さん）

役どころ短評
　料亭「にしむら」従業員。なぜかパニくるとえづくｗ。たまたま東条華から、西村＝吉田徳一がかつて東条宗男から借金をしている情報を得たばっかりに、両家顔合わせにおける西村家の父親西村徳一と熊田剛をすり替える、という前代未聞の替え玉作戦を初めてしまう(笑)。

　番頭の近藤さん、蒼史さん、桜ちゃんとともに両家顔合わせを進めていき、ばれそうになりつつもやっぱりばれるのだが、なんとも憎めない存在。ちょこちょこ笑い要素を混ぜつつしっかり舞台を展開できるあたりは井上さんの力量だなあと思いました。

　ラストは東条華からたばこを受け取ったものの、最後の「また、会えるわね」の返しが「オエッ」であったことからその後がどうであったかが非常に気になるｗ

好きなセリフ
  1. 「なにを言ってるんだー！帰れ～！おえーっｗ」
  2. 「オーッエッ！」「今まであまり経験したことないパニックですぅ！」
  3. 「（近藤さんと一緒に）ナイスマーシー！ハイハイハイ！」
１は社長の徳一さんに対しての最早暴言でしかないｗｗだけどここで社長を追い出してなかったら徳一さんと宗男さんが早々に出会っちゃってゲームオーバーの可能性もあったわけで、やっぱりある意味「英断」だったんじゃないかな、と思いましたｗ

２はラストシーンで東条華との絡みから。劇中、終始この縁談を破談にしようとした（もしくは、より真実に近い立場だったため、ウソをついている西村家に怒りを覚えていた）華がたばこの話で苦境に立った時に、「僕です！」と庇ったんですが、縁談を破談にしたくない小坂の思いが華に通じてるのに、本人気づいてないっていうねｗ

３は楓さんが小春さんって押し通そうとしたんだけど久本あんが出てきちゃったんでもうどーしよーも亡くなったんだけど、そこに妻紅蝶を探しに行った雅史さんが帰ってきて実は楓さんの源氏名を知っていたというまさに奇跡の展開…まさにナイスマーシーな展開だったですねｗ

その他
一番最初のセリフっから伏線を張ってくる、さすがロケッツさんです。

恒例の１人オープニングアクトが最高でしたｗ
扇子どこから持ってくるんだろう…って思ったらネギ様？がフォローしてましたねｗ
センター下手よりに居た彩花ちゃんが爆笑してたのが見て取れましたw



■東条華（岡田彩花さん）

役どころ短評
　東条家長女（ただし最年少）、父親母親どちらに似たのかは謎である…。ただし終盤の礼子さんのツンデレ設定を見る限り、どうやら母親似なのではないかという可能性あり（カーテンコールでは赤沼さんととても楽しそうだったのが印象的でしたｗ）。

　冷静に状況分析ができるところを見る限り、やはり銀行家の家庭で育っただけのことはあると思われる。中盤では一人だけ、そして終始冷静なキャラであり、終盤間の難しいセリフが１つあったけど見事にこなされていて立派でした。

　愛煙家のようであるが、顔合わせのラストで禁煙を匂わせるセリフがあることから、もしかしたら「にしむら」で働くことも考えている…（まさかねｗ）

好きなセリフ
  1. 「また会えるわね（にやり）」
  2. 「運命ってこと？」「信じらんない（中略）ただの偶然でしょ」
  3. 「イナバウア～！（１回だけトリプルアクセル！）」
  4. 「どこのお店でやったんですか！？」「（ジェスチャーで）（セーフ）」
  5. 「本当においしいです！どんどん食べられます」「はい、西村さんも！」
１はラストシーンの小坂との絡み。このセリフを言った後の笑顔が破壊力がありすぎたｗ小坂がパニくるのも納得ｗこの後の桜との「なーに話してたの？」「内緒よ、お姉ちゃん」も非常に印象深いやり取り。

小坂と華の絡みはオープニングアクトでの「ちょっとこっち来なさい」的な振りや、庭でたばこが吸えないことに対する舌打ち、マーシーがちょっと変わってると指摘したことへの切り替えし（千秋楽は小突きまで入った）と枚挙に暇なく、観ている側も（・∀・）ﾆﾔﾆﾔしながら観ることができましたｗ

２の「運命ってこと？」は蒼史と桜の馴れ初め話の後の難しい間での一言。運命をあまり信じていなくて偶然と思っている華が、この後の「ただの偶然でしょ」の言い放ちの後に福田さんの「出会いは偶然、でも再開は運命」という名台詞が来ることで完全に影響されてしまって１のセリフにつながっていて、偶然を運命にしようと思ってる（わざわざまだ此処で働くのと聞くあたりが特に）と思うと面白いなあとｗ

３は完全にネタでしたｗ、徳一さん、というかつかささんのガンプラ＝シャア専用リックドムに無理やりイナバウアーさせるっていうｗｗｗ、千秋楽の前の日にカーテンコールでつかささんから「ガンプラを大事にしてください」の振りがあったからか、千秋楽昼の方では「トリプルアクセル～！」に変更ｗｗこれトリプルアクセルの３とシャアの３倍が掛詞になってるのかなぁと邪推すらしてしまう良い仕掛けでしたｗｗ

４は劇中替え玉のお父さんが永久脱毛したという設定を知った華が「（脱毛を）どこのお店でやったんですか？」と聞いてしまったセリフ、なのだが、剛さんが「（修行を）どこのお店でやったんですか？」と取り違えてしまい、話が妙につながってしまうｗｗ、礼子さんに窘められても「セーフ」のジェスチャ…ｗ強いｗ

５は華のSっ気が炸裂したシーン。１回目のエビチャレンジ（勝手に命名）の怪しさに気づいたため、前半のセリフを下敷きに（暗に）エビもっと食べてくださいのすごい言い方ｗ、案の定そのあとのシーンで頬杖ついてチェックｗｗ厳しいｗｗ


■舞台写真から「おかしな２人」♪

↓１枚目の井上さんが妻紅蝶に気付いたシーン↓

↓４枚目のイナバウアー！今回一番のお気に入りシーンｗ↓

↓３枚目の華が替え玉の確信に迫るシーン。やっぱいいですねｗ↓
↓２枚目の「また、会えるわね」の直後…慎之介の顔ｗ↓

以上、両家顔合わせ２があれば是非続きを観てみたい、「おかしな２人でした」ｗｗ
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